こんにちは、くれば(@clevloger)です。このような悩みを抱えていませんか?
そんな悩みを解決するために、「資金管理の考え方と重要性」について、バルサラの破産確率表を使って解説します。
資金管理の基本的な考え方
バルサラの破産確率表の使い方
資金管理がなぜ重要なのか
資金管理とは?基本的な考え方
資金管理とは、トレードで破産しないために、投資資金をコントロールすることです。
例えば、勝率90%で、掛け金が10倍になるトレードがあるとします。
「期待値」的には、間違いなくエントリーすべきですよね。これだけ勝率が高ければ、全財産を突っ込みたくもなるかもしれません。
では、そのトレードに全財産を賭けるのは正解でしょうか?
答えは、不正解です。10%の確率で負けるため、全財産を賭けてしまうと、破産する可能性があるからです。
資金管理の観点から見ると、少しでも破産する可能性のあるトレードは、全て不正解です。
(とはいえ、勝率90%で掛け金が10倍になるトレードがあったら、大半の人は全財産つっこんでしまうと思います。ここで重要なのがメンタルですね。)
資金管理を考えるポイント:バルサラの破産確率表
資金管理について考える上では、「バルサラの破産確率表」が役に立ちます。
バルサラの破産確率表とは、「自分自身のトレードにおいて破産する確率」を計算するための表です。
これがバルサラの破産確率表です。表のパーセンテージは、「そのトレードを続けた場合に破産する確率」です。
つまり、分かりやすくすると、こういうことです。
表に出てくる、「損益率」と「勝率」の計算方法は、以下のとおりです。
勝率・・・勝ちトレード数÷全トレード数
損益率・・・平均利益÷平均損失
そしてここからは、計算方法を具体的に説明します。
例えば、トレーダーの「Aさん」の場合。
【勝ちトレード数:2, 全トレード数:10, 平均利益:8万円, 平均損失:4万円】
勝率・・・20%(2÷10)
損益率・・・2(平均利益8万円÷平均損失4万円)
この場合の破産確率は、、、なんと99.1%。
このようなトレードを続けていたら、いずれ破産してしまいます。
一方、Bさんの場合はどうでしょうか。
【勝ちトレード数:6, 全トレード数:10, 平均利益:6万円, 平均損失:2万円】
勝率・・・60%(6÷10)
損益率・・・3(平均利益6万円÷平均損失2万円)
この場合の破産確率は、、、0%。
このトレードをやり続ければ、決して破産することなく、お金は増えていくことになります。
つまり、トレードで破産しないためには、「損益率を上げる」もしくは「勝率を上げる」ことで、破産確率表の右下を目指していく必要があるのです。
皆さんもこの表を使って、自分の破産確率を一度計算してみてください。
資金管理の重要性
そう思われる方もいるかもしれません。しかしながら、トレードで勝ち続けるためには、1回のエントリーの期待値が高いだけではダメなんです。
重要なポイントは、期待値の高いエントリーを「繰り返す必要がある」ということです。
この、「繰り返す」というのがポイントです。なぜなら、トレードでは、「確率の分散」を必ず意識する必要があるからです。
例えば、コインを投げて表裏が出る確率って50%です。
では、コインを10回だけ投げて綺麗に表裏5回ずつ出るかと言われると、そうではないです。どちらかに偏ることも、多いはずです。
しかし、10万回投げたらどうでしょうか?表裏の数はほぼ50%ずつになるかと思います。
これはトレードにおいても同じで、期待値の高いエントリーをしていたとしても、確率の分散を喰らって、負けが続くということが多々あるのです。
この、「負けが続いてしまった際に破産を防ぐ」ために、資金管理は重要なのです。
と思っていた方は、この機会に考えを改めてください。
資金管理の考え方と重要性:まとめ
記事を読み飛ばしてしまった方のために、最後にカンタンに内容をまとめておきます。
資金管理とは、トレードで破産しないために、投資資金をコントロールすること。
資金管理について考える上では、「バルサラの破産確率表」が役に立つ。
負けが続いてしまった際に破産を防ぐために、資金管理は重要。