原油が「スーパーコンタンゴ」で話題となっています。
「スーパーコンタンゴ」の意味については、こちらの記事で解説していますので、ぜひ読んでみてください。
こんにちは、くればです。
今回は、「コンタンゴ」について解説します。
コンタンゴとは
コンタンゴとは、一言でいうと、「同じモノなのに、遠い未来のが価格が高くて、近い未来のが価格が安い状態」のこと。コンタンゴは「状態」をあらわす単語です。
図にあらわすと、こんな感じ。
コンタンゴでは、近い未来であればあるほど、値段が安くなって、遠い未来であればあるほど、値段が高くなっていきます。
なぜコンタンゴでは価格の差がある?
ではなぜ、近い未来だと価格が安くなって、遠い未来だと価格が高くなるのか。
それは、遠い未来の方が、いろいろな「コスト」がかかるから。
何のコストがかかるのか。それは、「保管コスト」とか「金利コスト」です。
例えば金や銀などの貴金属であれば、金庫などで厳重に保管する必要があります。
原油や穀物などの商品であれば、倉庫に保管しておく必要がありますし、買うためにお金を借りる必要があります。
これらのコストがかかるので、遠い未来の方が価格が高くなってしまうのです。
コンタンゴの反対はバックワーデーション
コンタンゴと反対の状態のことを、「バックワーデーション」といいます。
「反対の状態」とは、「同じモノなのに、近い未来のが価格が安くて、遠い未来のが価格が高い状態」のこと。
図にあらわすと、こんな感じ。
「コンタンゴ」と「バックワーデーション」はセットで使われることが多いので、一緒に覚えておくことをオススメします。
まとめ
ここまで説明してきたことをまとめると、
「コンタンゴ」とは、「同じモノなのに、遠い未来のが価格が高くて、近い未来のが価格が安い状態」のこと。「保管コスト」とか「金利コスト」によって、遠い未来の価格が高くなる。反対の言葉は、「バックワーデーション」。
となります。この部分だけ覚えておいていただければ、「コンタンゴ」という単語が出てきても、もう困ることはないはずです。
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