こんにちは、くれば(@clevloger)です。このような疑問を抱えていませんか?
そんな疑問を解決するために、「デイトレードで『一日の利益目標』を設定してはいけない」というテーマについて、僕自身のトレード経験をもとに解説します。
「答えだけ先に知りたい!」という方に向けて、結論を先に書いてしまいます。
デイトレードで「一日の利益目標」を設定すると、トレードの判断基準に悪影響を及ぼしてしまう。
デイトレードで「一日の利益目標」を設定したくなる気持ちは分かる
まず始めにですが、デイトレードで「一日の利益目標」を設定したくなる気持ちはすごく分かります。僕も目標設定をしていたことはあります。
そもそも、「なぜデイトレードをやるのか?」と聞かれたら、「お金を稼ぎたいから」だと思います。
お金を稼ぎたくてやっているからこそ、「一日○○円稼ぐ」という目標を設定して、それが達成できていれば当然、気持ち的にも嬉しいです。
しかし、トレードをやる中で気づきましたが、デイトレードで稼ぐ金額というのは、適切なトレードを繰り返したことによる「結果」でしかないのです。
「○○円稼ぐために、こういったトレードをする」ではなく、「適切なトレードをした結果、○○円稼げた」というのが、デイトレードにおける正しい流れです。
デイトレードの利益は相場の状況次第
先ほども書いたように、デイトレードで稼ぐ金額というのは、適切なトレードを繰り返したことによる「結果」です。
デイトレードにおける「適切なトレード」とは、「利益を出せるタイミングで、適切なロットでエントリーをして、正しく利確もしくは損切りする」を繰り返すことです。
利益を出せるタイミングが来なければ、全く稼げない日もあります。一方、利益を出せるタイミングが多ければ、たくさん稼げる日もあります。
つまり、デイトレードでいくら稼げるかというのは、相場の状況に応じて変わってくるものなのです。
そのため、「一日いくら稼ぐ」という考え方は、そもそもデイトレードには向いていません。
「一日の利益目標」はデイトレードの判断基準に悪影響
例えば、「一日、○○円をデイトレードで稼ぐ」という目標を立てるとします。
そうすると、
・ここで損切りすると目標利益に足りなくなってしまうから、損切りはやめておこう
といった行動を取るようになってしまいます。
エントリーやロット、利確の基準が「相場の状況に応じて」ではなく、「目標利益に応じて」に変わってしまうのです。
もちろん、一日の目標利益を設定しても、それを気にせずトレードすることが出来る方もいるかもしれません。
しかし僕自身の経験では、目標利益を設定したときは、やっぱり心のどこかでその目標を意識してしまい、トレードの判断に悪影響を与えてしまっていました。
「負けた分を取り返そうとすると負ける」と良く聞くかもしれませんが、イメージはそれに近いと思います。
- 取り返したくて、エントリーすべきでないポイントでエントリーする
- 目標利益を達成したくて、エントリーすべきでないポイントでエントリーする
どちらも、「一定の利益を稼ぎたいからエントリーする」という観点では同じ行動です。
エントリー根拠に個人的な感情が入ると、無理なトレードをしやすくなるのです。
そのため基本的には、デイトレードで「一日の利益目標」を設定するのはオススメしません。
あくまで自然に無理のないトレードをして、自然に勝っていくのが理想の姿です。
デイトレードで「一日の利益目標」を設定してはいけない:まとめ
記事を読み飛ばしてしまった方のために、最後にカンタンに内容をまとめておきます。
デイトレードでいくら稼げるかというのは、相場の状況に応じて変わってくるもの。
しかし目標を立てると、トレードの判断基準が「相場の状況に応じて」ではなく、「目標利益に応じて」に変わってしまう。
そのため、デイトレードで「一日の利益目標」を設定してはいけない。