こんにちは、くれば(@clevloger)です。
「転職アンテナ」というサイトをご存じでしょうか?
元リクルートでTwitterフォロワー11万人のmotoさんが運営する個人ブログです。
今日、なんとなく「転職 おすすめ」でGoogle検索をしたら、その「転職アンテナ」がとんでもない事になっていたのです。
https://twitter.com/clevloger/status/1258255994536161280
なんと、「転職 おすすめ」というスーパービッグキーワードで、マイナビやdoda等の企業サイトを抑えて検索0位(強調表示スニペット)になっていたのです。
今回の記事では、この「転職アンテナ」の何がすごいのかについて、ブログを書いていない人でも分かるように、まとめてみました。
転職アンテナの何がすごい?
転職アンテナのすごいところは、個人ブログであるにも関わらず、転職系の単語(キーワード)の検索結果で、軒並み上位表示されているところです。
しかも2018年11月に開設したばかりで記事数はたったの22記事・・・。
「転職 おすすめ」とか「転職エージェント」って、転職しようとする人がかなりの確率で検索するキーワードなんです。
つまりこの単語で、Googleの結果で上位表示できれば、自分のサイト経由で「転職サイト」に登録する可能性が高い。
自分のサイト経由で転職サイトに登録されると、「アフィリエイト報酬」がもらえます。
「採用」はお金が大きく動くイベントなので、1件あたりのアフィリエイト報酬額がかなり大きいのです(motoさん曰く、登録1人あたり数千円~数万円の報酬)
そのため、こういったキーワードは、大手企業を含めて誰もが莫大な予算を使って狙ってくるため、上位表示の難易度が超絶高い。
どれだけお金をかけても、どれだけ時間をかけても、狙えるようなものではないのです。
しかも今のGoogle検索は「企業サイト」を優遇するアルゴリズム(※)になっており、こういった難易度の高いキーワード以外であっても、上位表示が難しくなっています。
(※)特に、おとといの2020年5月5日にGoogleの検索アルゴリズムアップデートがあり、個人ブログは軒並みジェノサイドを喰らっている状況です。
(僕の記事もほとんど、どこにもいなくなってしまいました。)
しかし、そんなご時世のなか転職アンテナは、リクルートエージェントやマイナビなどの企業サイトを差し置いて、1位表示されているのです。
画像は、「転職 おすすめ」と「転職エージェント」のGoogle検索結果。どちらも1位表示されています。
この他にも、「転職」系のキーワードは軒並み上位表示されていて、まさに「上位をかっさらっている」状態です。
2020年1月時点で「今年は5億いく」とインタビューで仰っていたmotoさんですが、この勢いだと10億とか全然行ってしまうんじゃないでしょうか…。
転職アンテナが強すぎる理由
僕が推測する、転職アンテナが強すぎる理由は大きく2つです(他にも色々な要素はあると思いますが、2つのみ取り上げます)。
①motoさん自身の「専門性・権威性」がGoogleから認識されている
②色々な最強メディアから「被リンク」を貰っていることでサイト自体の評価も高い
①motoさん自身の「専門性・権威性」がGoogleから認識されている
1つ目は、motoさん自身の「専門性・権威性」がGoogleから認識されていること。
「専門性・権威性」とは、「特定の分野に関する専門的な知識を有しており、かつ発言の信ぴょう性が高い」ということ。
motoさんはTwitterを通じて転職にかかる知見を発信し続けているほか、「転職と副業のかけ算-生涯年収を最大化する生き方-」という本も出版しています。
これらの活動の結果、Googleから「この人の発言は間違いない」と認識されているのだと、推測されます。
確かに、「転職」といわれて誰が思い浮かぶか?と言われると、真っ先にmotoさんが浮かんできます。
②色々な最強メディアから「被リンク」を貰っている
2つ目は、色々な最強メディアから、転職アンテナに対して「被リンク」を貰っていることで、サイト自体の評価も高いことです。
ここ最近、motoさんの色々なインタビュー記事を見かけませんか?
「軸ずらし転職こそが年収アップ実現の近道だ」 | インタビュー/『転職と副業のかけ算』著者 moto (東洋経済)
『転職アンテナ』motoが教える20代の勘違い転職5つのこと「大手企業出身、新人MVP……その肩書き“だけ”では戦えない」(転職サイト「type」)
短大卒から年収1250万円、“転職の達人”motoさんが実践する「軸ずらし転職」とは – (MONEY PLUS)
などなど・・・。この他にも、motoさんがインタビューを受けている記事は様々あります。
実は、このほとんどのサイトから、転職アンテナにリンクが飛んでいるのです。
Googleのサイト評価項目の1つに「被リンク」という項目があります。
「良いサイトからリンクをもらっているサイトは、同じく良いサイトである可能性が高い」という観点をもって、Googleは評価しているのです。
転職アンテナが被リンクを貰っているサイトは、どれも超巨大優良メディアばかり。
それにより、転職アンテナのサイト自体の高評価にもつながっているのではないかと推測されます。
個人ブログが生き残る道はmotoさんスタイルしかない
個人ブログが生き残るには、「独自の経験をコンテンツ化し、価値として愚直に提供し続けるしかない」のだと、改めて認識させられました。
motoさんは、転職アンテナがここまで巨大化する前のインタビュー記事で、こんなことを語っています。
書き手が誰かわからないうえに、求めている答えがない記事や、実際に使っていない商品を「いいです!」って勧めてるような記事がたくさんありますからね。
それこそ、SEOだけを狙って「○○さんに彼氏はいるんでしょうか? …わかりませんでした!」みたいな。
そういうブログが多かったから、よくないイメージがあったのかと思いますが、最近はGoogleもそういうサイトに厳しくなっている。当然の流れだし、いい変化だと思っています。
多くのサラリーマンは、本業を頑張って、その知見をアウトプットして「資産化」していくのが大事。これが、僕が伝えたい副業のキモなんです。
motoさんが、自身の転職経験をもとに、実際にサイトを使ってみてどうだったのか等についてまとめたものが、転職アンテナです。
自分の転職経験をコンテンツ化し、価値として提供し続けたことで、Googleに評価され、今回の無双に転職無双に繋がっている。
「何記事は必須!」とか、「このワードはねらい目!稼げる!」とか、そういった小手先のテクニックで勝てる時代は完全に終わっているのだと、改めて認識させられました。
「転職アンテナ」がGoogleも認める最強の個人ブログになっていた話:まとめ
記事を読み飛ばしてしまった方のために、最後にカンタンに内容をまとめておきます。
motoさんが運営する「転職アンテナ」が最強の個人ブログになっていた。
motoさん自身の「専門性・権威性」や、「サイトそのもの」がGoogleから強く評価されていると推測。
個人ブログが生き残っていくには、自分の経験をコンテンツ化し、価値として愚直に提供し続けるほかない。